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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科70巻4号

2016年04月発行

増刊号特集 泌尿器科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド

9 腫瘍 標準治療

膀胱癌

著者: 林哲太郎1 亭島淳1 松原昭郎1

所属機関: 1広島大学大学院医歯薬保健学研究院腎泌尿器科学

ページ範囲:P.175 - P.178

文献概要

疾患の概要

 膀胱癌は,膀胱の尿路上皮粘膜より発生する悪性腫瘍であり,病理組織学的には90%以上は尿路上皮癌である.年齢別にみた膀胱癌の罹患率は男女とも60歳以降で増加し,男性の罹患率は女性の約4倍である.膀胱癌の診断と壁内深達度は,経尿道的内視鏡切除術(TUR-BT)によって病理学的に確定され,画像検査(主にCTと骨シンチ)による膀胱壁外浸潤・転移の検索を加えて病期分類が行われ,各段階に応じた治療法が決定される.本邦での膀胱癌の標準治療について,日本泌尿器科学会の『膀胱癌診療ガイドライン2015年度版』に基づいて概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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