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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科70巻4号

2016年04月発行

増刊号特集 泌尿器科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド

9 腫瘍 抗がん剤の副作用対策

骨髄抑制

著者: 石橋啓1 佐藤雄一1 小島祥敬1

所属機関: 1福島県立医科大学医学部泌尿器科学講座

ページ範囲:P.199 - P.201

文献概要

疾患の概要

 骨髄抑制は,抗がん剤を用いた化学療法のなかで最も重要な有害事象の1つであり,好中球減少,血小板減少,貧血を引き起こし,これらが投与量規制因子となっていることが多い.なかでも,発熱性好中球減少症(febrile neutropenia : FN)は治療経過中に好中球減少を来して発熱を伴い,時として重篤な感染症に発展する.また,貧血によるQOLの低下,血小板減少による出血症状なども生じうるため,骨髄抑制の程度の正確な評価と適切な対応が必要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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