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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科70巻4号

2016年04月発行

増刊号特集 泌尿器科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド

9 腫瘍 緩和医療

がん患者の痛み

著者: 余宮きのみ1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター緩和ケア科

ページ範囲:P.215 - P.220

文献概要

疾患の概要

 がん患者の痛みには,「がん疼痛」と「非がん性慢性疼痛」がある.「がん疼痛」は,がん自体による痛みである.「非がん性慢性疼痛」には,がん治療による痛み(手術,化学療法,放射線療法など),がんに関連した痛み(褥瘡,便秘など),がんには関連のない痛み(変形性関節症など)がある.「がん疼痛」と「非がん性慢性疼痛」では,治療方針が異なるので注意する.

 さらに,「がん疼痛」は,病態の面で「侵害受容性疼痛(体性痛,内臓痛)」と「神経障害性疼痛」に分類される.神経障害性疼痛は,ビリビリする,針で刺される,焼けるようななど,痛みの性状に特徴があり,感覚障害を伴うことがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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