文献詳細
増刊号特集 泌尿器科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド
10 周術期 予定手術
文献概要
治療方針 薬物療法の概要と狙い
肥厚性瘢痕は術後創で炎症が持続することにより,血管・膠原線維・神経線維が増殖する創傷治癒過程の異常であり,赤く隆起し,痛みを伴う状態となる.肥厚性瘢痕を予防するためには,術後創(特に真皮網状層)の炎症を早期に軽減する必要がある.そのため,抗炎症作用のある外用剤や内服薬が予防の主体となる.ひとたび術後創が肥厚性瘢痕になる傾向を認めたら,ただちに副腎皮質ホルモンの外用剤を使用開始する.治療開始が早ければ早いほど治療効果は高い.
肥厚性瘢痕は術後創で炎症が持続することにより,血管・膠原線維・神経線維が増殖する創傷治癒過程の異常であり,赤く隆起し,痛みを伴う状態となる.肥厚性瘢痕を予防するためには,術後創(特に真皮網状層)の炎症を早期に軽減する必要がある.そのため,抗炎症作用のある外用剤や内服薬が予防の主体となる.ひとたび術後創が肥厚性瘢痕になる傾向を認めたら,ただちに副腎皮質ホルモンの外用剤を使用開始する.治療開始が早ければ早いほど治療効果は高い.
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