icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科70巻4号

2016年04月発行

増刊号特集 泌尿器科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド

11 併存疾患 呼吸器系

細菌性肺炎

著者: 宮下修行1

所属機関: 1川崎医科大学総合内科学1

ページ範囲:P.304 - P.307

文献概要

疾患の概要

 肺炎は発症場所によって大きく市中肺炎(community-acquired pneumonia : CAP)と院内肺炎(hospital acquired pneumonia : HAP)に大別され,市中肺炎は病院外で日常生活していた人に発症した肺炎と定義される.その後,在宅で介護を受けている寝たきり老人や誤嚥を繰り返す患者に発症した肺炎を,市中肺炎とは異なる一群として,医療・介護関連肺炎(nursing and healthcare associated pneumonia : NHCAP)と分類している.市中肺炎と院内肺炎の大きな違いの1つは,原因微生物で,院内肺炎では非定型病原体(マイコプラズマやレジオネラ,クラミジア)を考慮する必要がない.また,医療・介護関連肺炎では特殊な状況下(施設内での集団感染)を除いて,非定型病原体を考慮する必要がないと考えられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら