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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科71巻1号

2017年01月発行

専門医のための泌尿器科基本手術

後腹膜リンパ節郭清術

著者: 小島崇宏1 河合弘二1

所属機関: 1筑波大学医学医療系腎泌尿器外科学分野

ページ範囲:P.66 - P.70

文献概要

ポイント

・化学療法後の後腹膜リンパ節郭清は,泌尿器で扱う手術のなかでも,難易度が高い手術の1つである.

・後腹膜リンパ節郭清術の主要な合併症の1つに射精障害がある.若年,壮年男性にとってQOLを大きく損なうことになる.

・化学療法後であっても可能な限り神経温存を試みるが,大きな腫瘍や癒着が高度である場合には,神経温存に固執せず,根治性を優先すべきである.

参考文献

1) 日本泌尿器科学会 (編) : 精巣腫瘍診療ガイドライン2015年版 第2版. p52, 金原出版, 東京, 2015
2) 寺地敏郎, 山口 脩 : 陰茎癌と精巣癌の手術. p74, メディカルビュー社, 東京, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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