文献詳細
専門医のための泌尿器科基本手術
文献概要
ポイント
・化学療法後の後腹膜リンパ節郭清は,泌尿器で扱う手術のなかでも,難易度が高い手術の1つである.
・後腹膜リンパ節郭清術の主要な合併症の1つに射精障害がある.若年,壮年男性にとってQOLを大きく損なうことになる.
・化学療法後であっても可能な限り神経温存を試みるが,大きな腫瘍や癒着が高度である場合には,神経温存に固執せず,根治性を優先すべきである.
・化学療法後の後腹膜リンパ節郭清は,泌尿器で扱う手術のなかでも,難易度が高い手術の1つである.
・後腹膜リンパ節郭清術の主要な合併症の1つに射精障害がある.若年,壮年男性にとってQOLを大きく損なうことになる.
・化学療法後であっても可能な限り神経温存を試みるが,大きな腫瘍や癒着が高度である場合には,神経温存に固執せず,根治性を優先すべきである.
参考文献
1) 日本泌尿器科学会 (編) : 精巣腫瘍診療ガイドライン2015年版 第2版. p52, 金原出版, 東京, 2015
2) 寺地敏郎, 山口 脩 : 陰茎癌と精巣癌の手術. p74, メディカルビュー社, 東京, 2002
掲載誌情報