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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科71巻12号

2017年11月発行

文献概要

特集 泌尿器科処置とトラブル対処法─日常臨床に潜むピットフォール 〈カテーテルおよびステント〉

膀胱瘻造設と管理

著者: 東武昇平1 有働和馬1 野口満1

所属機関: 1佐賀大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.962 - P.966

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▶ポイント

・試験穿刺での尿の吸引は必要最小限にすべきである.

・筋膜ダイレーターでのトラクト拡張では刺入方向に力が伝わるように留意する.

・造設中にガイドワイヤーが抜けないように,十分な長さのガイドワイヤーを膀胱内に留置すべきである.

・バルーンカテーテル型の膀胱瘻を挿入する際,バルーンカフの部位まで膀胱内に入っていることを確認する.

参考文献

1) Bruschini H and Tanagho EA : Cystostomy drainage : its efficacy in preventing residual urine and infection. J Urol 118 : 391, 1977
2) Mitsui T, Minami K, Furuno T, et al : Is suprapubic cystostomy an optimal urinary management in high quadriplegics?. A comparative study of suprapubic cystostomy and clean intermittent catheterization. Eur Urol 38 : 434─438, 2000
3) Stickler DJ, Evans A, Morris N, et al : Strategies for the control of catheter encrustation. Int J Antimicrob Agents 19 : 499─506, 2002
4) West DA, Cummings JM, Longo WE, et al : Role of chronic catheterization in the development of bladder cancer in patients with spinal cord injury. Urology 53 : 292─297, 1999
5) Platt R, Polk BF, Murdock B, et al : Mortality associated with nosocomial urinary-tract infection. N Engl J Med 307 : 637─642, 1982
6) 日本泌尿器科学会泌尿器科領域における感染制御ガイドライン作成委員会 : 泌尿器科領域における感染制御ガイドライン2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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