文献詳細
専門医のための泌尿器科基本手術
文献概要
ポイント
・導管遊離後の腸管─腸管吻合は縫合不全などのトラブルなどを防ぐために,腸間膜の血流に留意して,適切な位置を,適切に遊離する.最近はほとんど,機能的端々吻合を自動吻合器にて施行している.
・尿管の剝離時には,十分血流の温存に留意し,吻合部狭窄をつくらないように,尿管と腸管の吻合面積が大きくなるように工夫している.
・ストマの形成は,適度に高く,傍ストマヘルニアを起こさないよう留意しているが,特に高度肥満例では試行錯誤している.
・ERASや硬膜外麻酔により,腸管機能の早期回復が期待できる.
・導管遊離後の腸管─腸管吻合は縫合不全などのトラブルなどを防ぐために,腸間膜の血流に留意して,適切な位置を,適切に遊離する.最近はほとんど,機能的端々吻合を自動吻合器にて施行している.
・尿管の剝離時には,十分血流の温存に留意し,吻合部狭窄をつくらないように,尿管と腸管の吻合面積が大きくなるように工夫している.
・ストマの形成は,適度に高く,傍ストマヘルニアを起こさないよう留意しているが,特に高度肥満例では試行錯誤している.
・ERASや硬膜外麻酔により,腸管機能の早期回復が期待できる.
参考文献
1) 加藤晴朗, 井川靖彦 : ストーマ形成. 臨泌56 : 1021─1024, 2002
2) 加藤晴朗 : イラストレイテッド泌尿器科手術 第2集. p121, 医学書院, 東京, 2011
3) Pisters AL, Kamat AM, Wei W, et al : Anterior fascial fixiation dose not reduce the parastomal hernia rate after radical cystectomy and ileal conduit. Urology 83 : 1427─1431, 2014
掲載誌情報