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増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅰ知っておきたい泌尿器科検査の手順のコツ [1]検体検査
文献概要
ここがポイント
◉尿検査は試験紙および沈渣の判定をもとに,検体(新鮮尿か蓄尿か,早朝か随時か)や患者の状態(基礎疾患や内服の有無など)を総合的に判断し,診断の一助とする.
◉シスチン,シュウ酸カルシウム,尿酸およびstruviteの結晶はしばしば遭遇し,形状の鑑別により治療方針の決定へと直結するため,必ず鑑別するようにする.
◉細菌尿や白血球の存在は必ずしも病的な状態を示すわけではなく,患者の状態に応じて抗菌薬投与の決定がなされるべきである.
◉尿検査は試験紙および沈渣の判定をもとに,検体(新鮮尿か蓄尿か,早朝か随時か)や患者の状態(基礎疾患や内服の有無など)を総合的に判断し,診断の一助とする.
◉シスチン,シュウ酸カルシウム,尿酸およびstruviteの結晶はしばしば遭遇し,形状の鑑別により治療方針の決定へと直結するため,必ず鑑別するようにする.
◉細菌尿や白血球の存在は必ずしも病的な状態を示すわけではなく,患者の状態に応じて抗菌薬投与の決定がなされるべきである.
参考文献
1) 伊藤機一, 石渡仁深, 藤本美智子 : 尿沈渣検査. Medicina 42 (増刊) : 35─40, 2005
2) 堀田真希 : 尿自動分析装置. Med Technol 39 : 139─145, 2011
3) 松尾収二 : 検体保存による影響. 薬事50 : 1177─1183, 2008
4) 竹田真由 : 薬剤による影響. 薬事50 : 1161─1165, 2008
掲載誌情報