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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科71巻4号

2017年04月発行

増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド

Ⅰ知っておきたい泌尿器科検査の手順のコツ [3]内分泌機能検査

レニン─アンジオテンシン─アルドステロン系の検査

著者: 田辺晶代1

所属機関: 1国立国際医療研究センター病院糖尿病内分泌代謝科

ページ範囲:P.39 - P.41

文献概要

ここがポイント
◉高血圧,血清カリウム値異常の鑑別診断や病態把握の際には,血漿アルドステロン濃度(PAC)と血漿レニン活性(PRA)あるいは血漿レニン濃度(ARC)を同時に測定する.
◉PAC高値かつPRA低値の場合は,原発性アルドステロン症,PAC・PRAともに高値の場合は,続発性アルドステロン症を疑う.
◉PAC,PRA,ARC,PAC/PRA比は種々の要因で変動するため,疑わしい症例では反復して検査を行う.

参考文献

1) Nishikawa T, Omura M, Satoh F, et al : Guidelines for the diagnosis and treatment of primary aldosteronism--the Japan Endocrine Society 2009. Endocr J 58 : 711─721, 2011
2) Muller FB, Sealey JE, Case DB, et al : The captopril test for identifying renovascular disease in hypertensive patients. Am J Med 80 : 633─644, 1986

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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