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増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅰ知っておきたい泌尿器科検査の手順のコツ [3]内分泌機能検査
文献概要
ここがポイント
◉高血圧,血清カリウム値異常の鑑別診断や病態把握の際には,血漿アルドステロン濃度(PAC)と血漿レニン活性(PRA)あるいは血漿レニン濃度(ARC)を同時に測定する.
◉PAC高値かつPRA低値の場合は,原発性アルドステロン症,PAC・PRAともに高値の場合は,続発性アルドステロン症を疑う.
◉PAC,PRA,ARC,PAC/PRA比は種々の要因で変動するため,疑わしい症例では反復して検査を行う.
◉高血圧,血清カリウム値異常の鑑別診断や病態把握の際には,血漿アルドステロン濃度(PAC)と血漿レニン活性(PRA)あるいは血漿レニン濃度(ARC)を同時に測定する.
◉PAC高値かつPRA低値の場合は,原発性アルドステロン症,PAC・PRAともに高値の場合は,続発性アルドステロン症を疑う.
◉PAC,PRA,ARC,PAC/PRA比は種々の要因で変動するため,疑わしい症例では反復して検査を行う.
参考文献
1) Nishikawa T, Omura M, Satoh F, et al : Guidelines for the diagnosis and treatment of primary aldosteronism--the Japan Endocrine Society 2009. Endocr J 58 : 711─721, 2011
2) Muller FB, Sealey JE, Case DB, et al : The captopril test for identifying renovascular disease in hypertensive patients. Am J Med 80 : 633─644, 1986
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