文献詳細
増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見 [1]先天性疾患・小児泌尿器科疾患
文献概要
ここがポイント
◉尿管異所開口/尿管瘤は比較的まれな疾患であるが,尿失禁,尿路感染症を呈する原因として常に念頭に置かなければならない.
◉尿管異所開口/尿管瘤は女児に多く,その多くが重複尿管である.
◉尿管瘤は上部尿路,下部尿路の閉塞,さらには膀胱尿管逆流など多彩な臨床像を呈し,比較的早期に症状を呈する.
◉尿管瘤を伴わない尿管異所開口は,オムツトレーニングが始まるまでは明らかな症状を呈しないこともまれではなく,成人期に発見されることもある.
◉最も重要なことは,尿管異所開口/尿管瘤を診断するためにはまず疑ってかかることである.
◉尿管異所開口/尿管瘤は比較的まれな疾患であるが,尿失禁,尿路感染症を呈する原因として常に念頭に置かなければならない.
◉尿管異所開口/尿管瘤は女児に多く,その多くが重複尿管である.
◉尿管瘤は上部尿路,下部尿路の閉塞,さらには膀胱尿管逆流など多彩な臨床像を呈し,比較的早期に症状を呈する.
◉尿管瘤を伴わない尿管異所開口は,オムツトレーニングが始まるまでは明らかな症状を呈しないこともまれではなく,成人期に発見されることもある.
◉最も重要なことは,尿管異所開口/尿管瘤を診断するためにはまず疑ってかかることである.
参考文献
1) 川合志奈, 林 英理, 安次嶺聡, 他 : 異所性尿管瘤8例の臨床的検討. 泌外15 : 1262, 2002
2) Weiss DA : Management of ureterocele? The search for the holy grail. J Urol 193 : 398─399, 2015
3) 川村 猛, 中井秀郎, 泉谷正伸, 他 : 異所性尿管瘤の臨床─治療体系化への試み. 日小児泌会誌4 : 3─20, 1996
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