文献詳細
増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見 [3]尿路・性器の損傷
文献概要
ここがポイント
◉診断時のCT検査では重症度分類に基づいた評価や他臓器損傷の有無の評価を行い,治療方針を決定しなければならない.
◉保存的治療中のrepeat CTでは裂傷,血腫や尿漏の増大の有無のほかに,仮性動脈瘤や腎動静脈瘻の有無についても評価が必要である.
◉診断時のCT検査では重症度分類に基づいた評価や他臓器損傷の有無の評価を行い,治療方針を決定しなければならない.
◉保存的治療中のrepeat CTでは裂傷,血腫や尿漏の増大の有無のほかに,仮性動脈瘤や腎動静脈瘻の有無についても評価が必要である.
参考文献
1) Knudson MM, Harrison PB, Hoyt DB, et al : Outcome after major renovascular injuries : a Western trauma association multicenter report. J Trauma 49 : 1116-1122, 2000
2) 日本外傷学会臓器損傷分類委員会 : 腎損傷分類2008. 日外傷会誌22 : 265, 2008
3) 日本泌尿器科学会 (編) : 腎外傷診療ガイドライン2016年版. 金原出版, 東京, 2016
4) Benson DA, Stockinger ZT and McSwain Ne Jr, et al : Embolization of an acute renal arteriovenous fistula following a stab wound : case report and review of the literature. Am Surg 71 : 62─65, 2005
5) 安達拓未, 筒井顕郎, 津江裕昭 : 腎外傷後に仮性動脈瘤を形成した2例. 西日泌73 : 316─319, 2011
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