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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科71巻4号

2017年04月発行

増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド

Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見 [3]尿路・性器の損傷

陰茎損傷

著者: 永尾光一1

所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院泌尿器科

ページ範囲:P.146 - P.148

文献概要

ここがポイント
◉陰茎の腫脹・皮下出血がある場合は陰茎折症を疑い,8時間以内に血腫除去や陰茎海綿体白膜の修復を行う.画像検査は補助的である.
◉勃起状態が4時間連続する持続勃起症では,海綿体の血液ガス分析で静脈血に近ければlow-flow priapismを考え,緊急処置を行う.
◉カラードプラは,low-flow priapismでは動脈の血流は少なく,high-flow priapismでは動脈からの血液の溢流像がみられる.

参考文献

1) Pohl J, Pott B and Kleinhans G : Priapism : a three-phase concept of management according to etiology and prognosis. Br J Urol 58 : 113─118, 1986

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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