文献詳細
増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見 [3]尿路・性器の損傷
文献概要
ここがポイント
◉陰茎の腫脹・皮下出血がある場合は陰茎折症を疑い,8時間以内に血腫除去や陰茎海綿体白膜の修復を行う.画像検査は補助的である.
◉勃起状態が4時間連続する持続勃起症では,海綿体の血液ガス分析で静脈血に近ければlow-flow priapismを考え,緊急処置を行う.
◉カラードプラは,low-flow priapismでは動脈の血流は少なく,high-flow priapismでは動脈からの血液の溢流像がみられる.
◉陰茎の腫脹・皮下出血がある場合は陰茎折症を疑い,8時間以内に血腫除去や陰茎海綿体白膜の修復を行う.画像検査は補助的である.
◉勃起状態が4時間連続する持続勃起症では,海綿体の血液ガス分析で静脈血に近ければlow-flow priapismを考え,緊急処置を行う.
◉カラードプラは,low-flow priapismでは動脈の血流は少なく,high-flow priapismでは動脈からの血液の溢流像がみられる.
参考文献
1) Pohl J, Pott B and Kleinhans G : Priapism : a three-phase concept of management according to etiology and prognosis. Br J Urol 58 : 113─118, 1986
掲載誌情報