icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科71巻4号

2017年04月発行

文献概要

増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見 [4]尿路機能障害・閉塞性疾患

間質性膀胱炎

著者: 上田朋宏1

所属機関: 1医療法人朋友会泌尿器科上田クリニック

ページ範囲:P.160 - P.162

文献購入ページに移動
ここがポイント
◉検尿所見に問題なく膀胱痛を繰り返す場合や,難治性過活動膀胱は間質性膀胱炎を疑う.キシロカイン®(2〜4%)を膀胱に注入して,膀胱痛が消失することを確認する.
◉間質性膀胱炎は膀胱鏡で典型的ハンナー病変を確認する.
◉膀胱上皮の新生血管やハンナー病変は,白色光では見分けられない場合があり,NBI(narrow band imaging)を併用し,診断精度を上げる必要がある.

参考文献

1) 上田朋宏 : 2病因と病態. In : 日本間質性膀胱炎研究会ガイドライン作成委員会 (編) : 間質性膀胱炎診療ガイドライン. pp7─15, ブラックウェルパブリッシング, 東京, 2007
2) Ueda T, Tamaki M, Ogawa O, et al : Overexpression of platelet-derived endothelial cell growth factor/thymidine phosphorylase in patients with interstitial cystitis and bladder carcinoma. J Urol 167 : 347─351, 2002
3) Tamaki M, Saito R, Ogawa O, et al : Possible mechanism inducing glomerulations in interstitial cystitis : relationship between endoscopic findings and expression of angiogenic factors. J Urol 172 : 945─948, 2004
4) Ueda T, Nakagawa M, Okuyama M, et al : New cystoscopic diagnosis for interstitial cystitis/painful bladder syndrome using narrow-band imaging system. Int J Urol 15 : 1039─1043, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら