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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科71巻4号

2017年04月発行

増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド

Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見 [5]尿路結石・結石関連疾患

感染結石

著者: 高山達也1 山﨑正博1 森田辰男1

所属機関: 1自治医科大学腎泌尿器外科学講座泌尿器科学部門

ページ範囲:P.172 - P.173

文献概要

ここがポイント
◉持続性の尿路感染症が原因である.特に尿素分解菌(Proteus属,Klebsiella属,Pseudomonas属,大腸菌など)により,尿素がアンモニアに分解され,アルカリ尿になるため,リン酸マグネシウムアンモニウム(MAP)結石が急速に析出され,サンゴ状結石のように層構造をもつ大きな結石となることが多い.
◉基礎疾患を合併することが多く,画像検査により尿路の解剖や機能を調べる必要がある.

参考文献

1) Thompson RB and Stamey TA : Bacteriology of infected stone. Urology 2 : 627─633, 1973
2) 林 俊秀 : 感染結石の原因となる細菌の性状に関する検討. 感染症誌69 : 738─746, 1995
3) 松本正広, 濵砂良一, 松本哲朗 : 尿路結石治療の新しい流れbeyond ESWL感染結石のマネジメント. Urol View 8 : 77─83, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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