文献詳細
増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見 [6]尿路・性器の感染症
文献概要
ここがポイント
◉Doctors' delayを防ぐためには,尿路結核に特徴的な症状はないことから,複雑性尿路感染症の鑑別疾患の1つとして念頭に置くことが重要である.
◉結核菌検出のためには,核酸増幅法検査,塗抹・培養検査が必要であり,画像検査や病理組織検査などと合わせて診断する.
◉飛沫が発生しないような尿路結核では,空気予防策は不要である.
◉Doctors' delayを防ぐためには,尿路結核に特徴的な症状はないことから,複雑性尿路感染症の鑑別疾患の1つとして念頭に置くことが重要である.
◉結核菌検出のためには,核酸増幅法検査,塗抹・培養検査が必要であり,画像検査や病理組織検査などと合わせて診断する.
◉飛沫が発生しないような尿路結核では,空気予防策は不要である.
参考文献
1) Takahashi S, Hashimoto K, Miyamoto S, et al : Clinical relevance of nucleic acid amplification test for patients with urinary tuberculosis during antituberculosis treatment. J Infect Chemother 11 : 300─302, 2005
2) Masuda H and Kamada K : Urinary tract tuberculosis. N Engl J Med 375 : 1068, 2016
3) Takahashi S, Takeyama K, Kunishita Y, et al : Current survey of urinary tuberculosis in Hokkaido, Japan. J Infect Chemother 13 : 105─108, 2007
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