文献詳細
増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見 [6]尿路・性器の感染症
文献概要
ここがポイント
◉性器ヘルペスは視診により主に診断されているが,一般臨床では病原診断である病変部のウイルス性巨細胞の検出と抗原検査が決め手となる.
◉梅毒は臨床所見と病原検査として,硬性下疳,口腔粘膜疹,扁平コンジローマから梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum )の検出および梅毒血清反応による.
◉性器ヘルペスは視診により主に診断されているが,一般臨床では病原診断である病変部のウイルス性巨細胞の検出と抗原検査が決め手となる.
◉梅毒は臨床所見と病原検査として,硬性下疳,口腔粘膜疹,扁平コンジローマから梅毒トレポネーマ(
参考文献
1) 早川 潤, 早川謙一, 南八重子, 他 : イムノクロマト法を測定原理とする単純ヘルペスウイルス抗原検出キットの臨床的性能評価. 日性感染症会誌21 : 134─138, 2010
2) Ashley RL, Militoni J, Lee F, et al : Comparison of Western blot (immunoblot) and glycoprotein G-specific immunodot enzyme assay for detecting antibodies to herpes simplex virus types 1 and 2 in human sera. J Clin Microbiol 26 : 662─667, 1988
3) 本田まりこ : 梅毒血清反応 (STS, FTA-ABS法, IgM-FTA-ABS法, TPHA法). 日本臨床68 (増) : 142─146, 2010
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