文献詳細
増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見 [9]性機能障害
文献概要
ここがポイント
◉虚血性持続勃症は処置が遅れると海綿体組織の不可逆性線維化を来すことがあるので,虚血性持続勃起症か非虚血性持続勃起症かの鑑別をすみやかに行う必要がある.
◉鑑別は病歴(外傷歴や内服歴),勃起の硬度,疼痛の有無から比較的容易に可能である.
◉臨床検査としては,陰茎海綿体内血液ガス分析,超音波カラードプラ検査,造影CT検査,MRI検査が有用である.
◉虚血性持続勃症は処置が遅れると海綿体組織の不可逆性線維化を来すことがあるので,虚血性持続勃起症か非虚血性持続勃起症かの鑑別をすみやかに行う必要がある.
◉鑑別は病歴(外傷歴や内服歴),勃起の硬度,疼痛の有無から比較的容易に可能である.
◉臨床検査としては,陰茎海綿体内血液ガス分析,超音波カラードプラ検査,造影CT検査,MRI検査が有用である.
参考文献
1) Salonia A, Eardley I, Giuliano F, et al : Guidelines on Priapism https://uroweb.org/wp-content/uploads/EAU-Guidelines-Priapism-2015.pdf : accessed on November 14, 2016
2) 並木幹夫 : 性機能障害, (陰茎) 持続勃起症. In : 香川 征 (監), 赤座英之, 並木幹夫 (編) : 標準泌尿器科学 第8版. pp303─304, 医学書院, 東京, 2010
3) 小川総一朗, 秦 淳也, 小島祥敬 : 陰茎持続勃起症. 臨泌69 (増) : 250─252, 2015
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