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特集 停留精巣のすべて─小児から成人への架け橋
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著者: 林祐太郎1
所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科小児泌尿器科学分野
ページ範囲:P.768 - P.769
文献購入ページに移動それから50年経った今,プロレス少年は小児泌尿器科外来を開いています.その診察室で停留精巣の説明をするときには,「胎児期にお腹にある精巣が,血管や精管だけでなく神経も引き連れて陰囊に降りてきます.だから蹴られると神経の出所のお腹が痛くなるのです」と説明しています.患児の父親からは「やっと謎が解けました!」と信頼を得ていますが,神経学的な研究をしたわけではないので本当のところは解りません.ガマの油売りみたいだと自分自身にあきれています.
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