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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科72巻8号

2018年07月発行

特集 必読! 尿失禁マネジメントの極意

企画にあたって フリーアクセス

著者: 小島祥敬1

所属機関: 1福島県立医科大学医学部泌尿器科学講座

ページ範囲:P.583 - P.583

文献概要

 厚生労働省が平成22年に発表した「国民生活基礎調査の概況」には,国民の症状別有訴者率が記載されています.それによると,頻尿の有訴者率(人口千対)は65歳以上の男性111.9,女性68.3で,特に男性の有訴者率のなかでは,腰痛に次いで第2位です.尿失禁も決して少なくなく,有訴者率は65歳以上の男性32.1,女性46.4で,75歳以上になるとそれぞれ53.2,67.1となります.

 2年ほど前,NHK番組「きょうの健康」で,「男性の尿もれ」というタイトルでテレビ出演をさせていただきました.NHKのプロデューサーの話によると,「尿のトラブル」に関するテーマはいつも視聴率がよく,視聴者の関心がとても高いとのことです.市民公開講座でも,「がん」の話題よりは「尿のトラブル」に関する話題のほうが参加者も多く,反響がよいような気がします.「尿のトラブル」は,高齢者の多くが自覚している切実な問題であるためではないかと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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