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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科72巻8号

2018年07月発行

特集 必読! 尿失禁マネジメントの極意

〈尿失禁マネジメントの現状と課題〉

尿失禁マネジメントの実際とチーム医療

著者: 正源寺美穂1 吉田美香子2

所属機関: 1金沢大学医薬保健研究域保健学系 老年・リハビリテーション看護学分野 2東京大学大学院医学系研究科 社会連携講座イメージング看護学

ページ範囲:P.644 - P.647

文献概要

▶ポイント

・急性期における安易なおむつや尿道カテーテル留置管理により,一生排泄の介助を必要とする高齢者も多く,専門的知識と技術をもったチーム医療による尿失禁マネジメントが求められている.

・チームで情報共有して関わり合うことで,尿失禁など下部尿路機能障害を有する高齢者の身体・心理・社会的に複雑に絡み合う問題を整理して介入でき,排尿自立の可能性が広がる.

・多職種が施設内,施設間で連携して継続的に排尿自立支援するなど,より広いチーム医療が求められる.

参考文献

1) 後藤百万 : 高齢者排尿ケアの現状. WOC Nursing 2 : 7─13, 2014
2) 日本創傷・オストミー・失禁管理学会 (編) : 平成28年度診療報酬改定 「排尿自立指導料」 に関する手引き. pp7─15, 照林社, 東京, 2016
3) 小川 依 : 排尿ケアチームにおける薬剤師の役割および排尿自立支援にもたらす効果の検討. 第30回日本老年泌尿器科学会抄録集, 96, 2017
4) 氏家幸子 (監), 大森武子, 泉キヨ子 (編) : リハビリテーション患者の看護. pp24─30, 廣川書店, 東京, 2003
5) 正源寺美穂, 湯野智香子, 中田晴美, 他 : 急性期病院における高齢患者に対する早期排尿自立支援プログラムの効果─尿道カテーテル留置からの離脱と排尿行動の自立にむけた取り組み. 日創傷オストミー失禁管理学会誌19 : 336─345, 2015
6) 正源寺美穂, 池永康規, 小西あけみ, 他 : 脳卒中患者に対する急性期病院から回復期リハビリテーション病棟への継続的排尿自立支援の効果. 日創傷オストミー失禁管理学会誌21 : 304─312, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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