臨床泌尿器科72巻9号

2018年08月発行

特集 匠の伝承─手術を極めたいあなたへ

〈腹腔鏡下手術〉

腹腔鏡下腎摘除術への想い

著者： 川喜田睦司¹

所属機関： ¹神戸市立医療センター中央市民病院泌尿器科

ページ範囲：P.687 - P.691

文献概要

▶ポイント

・手術の上達には，「見て覚え，書（描）いて思い出し，やって疑問に思い，調べて納得する」ことが大切である．

・夢に見るほどに，イメージトレーニングを行う．

・凝固・切開の理論を理解し，デバイスの使い方に精通する．

参考文献

1） Terachi T, Matsuda T, Kawakita M, et al : Laparoscopic nephrectomy : A report of 13 cases. Jpn J Endourol ESWL 6 : 133─137, 1993

2） 川喜田睦司，松田公志 : 内視鏡外科手術に必要な解剖と術野の展開 腎・副腎. 日内視鏡外会誌7 : 376─383, 2002

3） 川喜田睦司 : 後腹膜鏡下腎摘除術. In : 杉原健一 （編） : 実写とイラストで学ぶ鏡視下手術手技図譜. pp214─219, 永井書店, 大阪, 2004

4） 川喜田睦司 : 腎癌に対する後腹膜的到達法. 腎移植・血管外20 : 67─70, 2009

5） 川喜田睦司 : 腹腔鏡下副腎摘除術. 臨泌56 : 1047─1057, 2002

6） 川喜田睦司 : エネルギーデバイスの原理と腹腔鏡手術における使用法. 泌外30 : 1091─1097, 2017

7） 川喜田睦司 : 腹腔鏡下「完全一塊」根治的腎・下大静脈内腫瘍血栓摘除術. 泌外31 : 381─385, 2018