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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科72巻9号

2018年08月発行

文献概要

特集 匠の伝承─手術を極めたいあなたへ 〈女性骨盤底手術〉

骨盤臓器脱に対する経腟メッシュ手術(TVM)の核心

著者: 竹山政美1

所属機関: 1第一東和会病院女性泌尿器科・ウロギネコロジーセンター

ページ範囲:P.746 - P.750

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▶ポイント

・メッシュ手術の第一の要点は皺なく伸展させて留置することであり,そのためには的確なポイントにアンカーすることが求められる.

・前壁TVMのアンカリングポイントは,左右坐骨棘周囲のしっかりした組織,膀胱頸部側腟壁,子宮頸部の4点である.

・膀胱側腔の剝離は最小限とし,穿刺操作を含めて指先の感覚で行う手術と考えるべきである.

参考文献

1) Abed H, Rahn DD, Lowenstein L, et al : Incidence and management of graft erosion, wound granulation, and dyspareunia following vaginal prolapse repair with graft materials : a systematic review. Int Urogynecol J 22 : 789─798, 2011
2) Murphy M, Holzberg A, van Raalte H, et al : Time to rethink : an evidence-based response from pelvic surgeons to the FDA Safety Communication : “UPDATE on Serious Complications Associated with Transvaginal Placement of Surgical Mesh for Pelvic Organ Prolapse”. Int Urogynecol J 23 : 5─9, 2012
3) 竹山政美, 鍬田知子, 柏原宏美, 他 : 経腟メッシュ手術 (TVM) の現況と展望. Jpn J Endourol 31 : 66─70, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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