文献詳細
書評
文献概要
本書は第1章の総論に続いて,第2章から第11章までは各論として臓器別に記載されていて,さらに第12章から第15章までは「小児・先天異常」,「外傷・後腹膜血腫」,「リンパ節」,「IVR」と,少し切り口を変えた構成になっている点が特徴的である.
総論部分では,各画像検査における理論的な特徴を解説することによって,目的とする疾患を描出するためにはどういったことが必要か,なぜこの疾患を見るにはこの画像診断法が適しているのかということが非常にわかりやすく書かれている.第2章以降の各論では本書のタイトルにあるように,症例ベースでの解説となっているので,その症例における画像所見の特徴や注意点がわかりやすく解説されている.「画像所見のポイント」というところでは,放射線診断の先生にお聞きしたい事項を整理して記載されていて有り難い.また,所々に出てくる「Note」というコーナーは重要なポイントをわかりやすく解説しているので,読者にとって非常に有用である.各提示症例には,「問題」まで用意されていて,理解度のセルフチェックにも使える.
総論部分では,各画像検査における理論的な特徴を解説することによって,目的とする疾患を描出するためにはどういったことが必要か,なぜこの疾患を見るにはこの画像診断法が適しているのかということが非常にわかりやすく書かれている.第2章以降の各論では本書のタイトルにあるように,症例ベースでの解説となっているので,その症例における画像所見の特徴や注意点がわかりやすく解説されている.「画像所見のポイント」というところでは,放射線診断の先生にお聞きしたい事項を整理して記載されていて有り難い.また,所々に出てくる「Note」というコーナーは重要なポイントをわかりやすく解説しているので,読者にとって非常に有用である.各提示症例には,「問題」まで用意されていて,理解度のセルフチェックにも使える.
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