文献詳細
特集 リプロダクションの現在―いま精子力を考える
〈総論〉
文献概要
▶ポイント
・1978年にイギリスで世界初,1983年に日本初のART出生児が誕生した.そして,誕生からわずか数十年の間に日本はART治療周期数で世界一となった.
・ART発展には経腟エコーの登場や薬剤の開発・発展,凍結技術の確立およびICSIの登場が大きく貢献している.
・生殖工学技術の進歩によりARTの発展は加速度的に進むことが予想されるため,倫理的・宗教的・社会的問題と向き合いながら法整備を含め慎重に対応していく必要がある.
・1978年にイギリスで世界初,1983年に日本初のART出生児が誕生した.そして,誕生からわずか数十年の間に日本はART治療周期数で世界一となった.
・ART発展には経腟エコーの登場や薬剤の開発・発展,凍結技術の確立およびICSIの登場が大きく貢献している.
・生殖工学技術の進歩によりARTの発展は加速度的に進むことが予想されるため,倫理的・宗教的・社会的問題と向き合いながら法整備を含め慎重に対応していく必要がある.
参考文献
1) 石原 理 : 2018年10月日本学術会議 家族形成のための生殖医療資料.
2) 斎藤英和, 石川智則, 石原 理, 他 : 平成29年倫理委員会 登録・調査症委員会報告 (2016年分の体外受精・胚移植などの臨床実施成績および2018年7月における登録施設名). 日産婦誌70 : 1817-1876, 2018
3) 日本産科婦人科学会 : ARTデータブック2016年版.
4) ASRM : Assitd ReproductiveTechnologies A Guide for Patients revised 2011 IN VITRO FERTILIZATION(IVF).
5) ESHRE : Good Clinical Treatment in Assisted Reproduction-An ESHRE position paper IN VITRO FERTILIZATION (IVF).
6)吉村泰典 : 生殖医療の展望と限界. 医療と社会27 : 111-122, 2017
掲載誌情報