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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科73巻13号

2019年12月発行

文献概要

特集 リプロダクションの現在―いま精子力を考える 〈精子力改善プロジェクト〉 コラム

新精液輸送容器トランスポーターS®による精子力低下軽減の試み

著者: 向井徹1

所属機関: 1ミツボシプロダクトプラニング株式会社

ページ範囲:P.1002 - P.1004

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 トランスポーターS®は,獨協医科大学埼玉医療センター・リプロダクションセンターの岡田弘先生のグループの研究テーマ「精子力改善プロジェクト」のサブテーマ「精子の取扱方法の改善」の一環として誕生した高性能な採精容器である.

 従来の採精容器は約20年前に精液検査ガイドラインで制定された非常にシンプルなものが今日まで使用されており,男性不妊症の患者にとって,非常に使いづらくストレスを感じるものであった.また,体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)など不妊治療を経験した女性パートナーからは「自宅からクリニックの運搬に不安を感じる」「治療に使う大切な細胞を保管する容器として違和感を覚える」というような意見が少なからず寄せられていた.

参考文献

1) 岩端威之, 寺井一隆, 田中貴士, 他 : 不妊治療のための新規精子輸送容器 トランスポーターSの有用性の検討. 日生殖医会誌63 : 423, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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