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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科73巻3号

2019年03月発行

文献概要

特集 基礎から学ぶ下部尿路機能障害―苦手意識を克服しよう 〈病態別の診断と治療法〉

過活動膀胱

著者: 西井久枝1 野宮正範1 吉田正貴1

所属機関: 1国立長寿医療研究センター泌尿器外科

ページ範囲:P.206 - P.209

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▶ポイント

・過活動膀胱患者において,残尿が多い場合には下部尿路閉塞や,DHICに注意が必要である.

・過活動膀胱の治療においては,年齢や性別を考慮し薬物治療を開始し,自他覚症状を確認しながら,適切な薬剤増量・減量,切り替え,中止,併用療法また行動療法の再指導などが必要である.

参考文献

1) 日本排尿機能学会過活動膀胱診療ガイドライン作成委員会 (編) : 過活動膀胱診療ガイドライン第2版. リッチヒルメディカル, 東京, 2015
2) 野宮正範, 山口 脩 : 閉塞を伴わない膀胱虚血モデルにおける膀胱機能障害. 排尿障害プラクティス21 : 301-308, 2013
3) 日本老年医学会 (編) : 高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015. pp12-16, メジカルビュー社, 東京, 2015
4) 横山光彦 : 先端治療 : 脊髄疾患による神経因性膀胱に対するA型ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法. 泌外26 : 151-156, 2013
5) 藤村哲也, 本間之夫 : 難治性過活動膀胱に対するボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法. 排尿障害プラクティス22 : 85-91, 2014
6) 関戸哲利 : 難治性OAB―その定義と展開. 排尿障害23 : 167-175, 2016
7) Cui Y, Zhou X, Zong H, et al : The efficacy and safety of onabotulinumtoxinA in treating idiopathic OAB : A systematic review and meta-analysis. Neurourol Urodyn 34 : 413-419, 2015
8) 山西友典, 加賀勘家, 加賀麻佑子, 他 : 下部尿路機能障害に対する電気刺激療法. Jpn J Rehabil Med 54 : 596-600, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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