icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科73巻4号

2019年04月発行

文献概要

増刊号特集 泌尿器科周術期パーフェクト管理 腫瘍関連の手術:副腎

腹腔鏡下副腎摘除術

著者: 佐々木裕1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.32 - P.36

文献購入ページに移動
Point

◆副腎腫瘍は,内分泌腫瘍で各ホルモンの過剰分泌によりさまざまな臨床症状を伴う.周術期においてはそれぞれの疾患ごとの対応が必要である.

◆褐色細胞腫・パラガングリオーマについては,2018年にガイドラインが日本内分泌学会より発行されている.全例で少なくても術後10年間,高リスク群では生涯にわたる経過観察を推奨しており,術後管理・フォローについては注意が必要である.

参考文献

1) 日本泌尿器内視鏡学会 : 泌尿器腹腔鏡手術ガイドライン2014年版. Jpn J Endourol ESWL 27 : 7-11, 2014
2) Gaujoux S and Mihai R : European Society of Endocrine Surgeons (ESES) and European Network for the Study of Adrenal Tumours (ENSAT) recommendations for the surgical management of adrenocortical carcinoma. Br J Surg 104 : 358-376, 2017
3) 日本泌尿器内視鏡学会 : 副腎腫瘍に対する腹腔鏡下副腎摘除術のガイドライン. Jpn J Endourol ESWL 21 : 4, 2008
4) 日本内分泌学会・原発性アルドステロン症検討委員会 : 原発性アルドステロン症の診断治療ガイドライン2009. 日本内分泌学会誌86 (Suppl) : 1-19, 2010
5) 肺血栓塞栓症深部静脈血栓症 (静脈血栓塞栓症) 予防ガイドライン作成委員会 : 肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断, 治療, 予防に関するガイドライン(2017年改訂版). http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2017_ito_h.pdf
6) 日本化学療法学会/日本外科感染症学会 術後感染予防抗菌薬適正使用に関するガイドライン作成委員会 (編) : 術後感染予防抗菌薬適正使用のための実践ガイドライン. www.chemotherapy.or.jp/guideline/jyutsugo_shiyou_jissen.pdf
7) 日本内分泌学会(監) : 褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2018. 診断と治療社, 東京, 2018
8) Veytsman I, Nieman L and Fojo T : Management of endocrine manifestations and the use of mitotane as a chemotherapeutic agent for adrenocortical carcinoma. J Clin Oncol 27 : 4619-4629, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら