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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科73巻4号

2019年04月発行

増刊号特集 泌尿器科周術期パーフェクト管理

腫瘍関連の手術:腎

腎部分切除術(開腹)

著者: 高田徳容1 原林透1

所属機関: 1北海道がんセンター泌尿器科

ページ範囲:P.52 - P.55

文献概要

Point

◆高難度の症例では,開腹手術の利点を活かして皮膚切開を大きくとるなど,行いやすい手術環境を整える.

◆用手的な腎実質圧迫による出血制御や,腫瘍切離・断端縫合操作を迅速に行い,阻血時間短縮に努める.

◆切離断端の縫合操作はV-locTMなどのBarbed suturesの連続縫合が有用な場合がある.

参考文献

1) Zini L, Prrotte P, Capitanio U, et al : Radical versus partial nephrectomy : effect on overall and noncancer mortality. Cancer 115 : 1465-1471, 2009
2) Thompson RH, Boorjian SA, Lohse CM, et al : Radical nephrectomy for pT1a renal masses may be associated with decreased overall survival compared with partial nephrectomy. J Urol 179 : 468-471, 2008
3) 日本泌尿器科学会 (編) : 泌尿器科領域における周術期感染予防ガイドライン2015. メディカルレビュー社, 東京, 2016
4) 日本泌尿器科学会 (編) : 腎癌診療ガイドライン2011年版. 金原出版, 東京, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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