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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科73巻4号

2019年04月発行

文献概要

増刊号特集 泌尿器科周術期パーフェクト管理 腫瘍関連の手術:陰囊内容・陰茎

陰茎癌の手術

著者: 高本大路1 春日純1 湯村寧1

所属機関: 1横浜市立大学附属市民総合医療センター泌尿器・腎移植科

ページ範囲:P.128 - P.131

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Point

◆創部感染を合併していることが多く,リンパ節転移の評価は難しく触知可能なリンパ節腫大があれば手術時に郭清または生検を検討する.

◆陰茎温存を検討すべきだが,ある程度の陰茎長が確保できない場合は排尿時に尿線が割れコントロールが難しいことも多く,陰茎全摘も考慮する.

◆鼠径リンパ節郭清では皮膚壊死,リンパ漏などの手術合併症を来すため術前に十分なインフォームド・コンセントを行うべきである.

参考文献

1) Koifman L, Hample D, Koifman N, et al : Radical open inguinal lymphadenectomy for penile carcinoma : surgical technique, early complications and late outcomes. J Urol 190 : 2086-2092, 2013
2) Yao K, Tu H, Li YH, et al : Modified technique of radical inguinal lymphadenectomy for penile carcinoma : morbidity and outcome. J Urol 184 : 546-552, 2010
3) Hakenberg OW, Compérat EM, Minhas S, et al : EAU guidelines on penile cancer : 2014 update. Eur Urol 67 : 142-150, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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