文献詳細
増刊号特集 泌尿器科周術期パーフェクト管理
下部尿路機能障害関連の手術
文献概要
Point
◆外科的治療のスタンダードであるTURPは現在もなお広く行われているが,PVPの治療効果はTURPと同等で,患者の負担や安全性についてはTURPに勝るとされる.
◆PSAが高値の場合には,あらかじめ前立腺生検による組織診断で前立腺癌の鑑別が必要である.
◆TURPにおいては抗血栓薬を一時休薬する必要があるが,PVPでは継続のままでも治療が可能であり,ガイドライン上も心血管系リスクの高い患者の第一選択となっている.
◆外科的治療のスタンダードであるTURPは現在もなお広く行われているが,PVPの治療効果はTURPと同等で,患者の負担や安全性についてはTURPに勝るとされる.
◆PSAが高値の場合には,あらかじめ前立腺生検による組織診断で前立腺癌の鑑別が必要である.
◆TURPにおいては抗血栓薬を一時休薬する必要があるが,PVPでは継続のままでも治療が可能であり,ガイドライン上も心血管系リスクの高い患者の第一選択となっている.
参考文献
1) 山口秋人, 関 成人 : レーザー治療の現状と適応. 臨泌62 : 215-220, 2008
2) 野村博之, 山口秋人 : 経尿道的前立腺レーザー術(PVP). J Endourol 25 : 56-61, 2012
3) 桑原勝孝 : 光選択的前立腺レーザー蒸散術(PVP). 臨泌72(増) : 189-195, 2018
4) 野村博之, 山口秋人 : 前立腺肥大症に対する低侵襲レーザー治療. 日レーザー医会誌38 : 18-22, 2017
5) Yamada Y, Furusawa J, Sugimura Y, et al : Photoselective Vaporization of the Prostate : Long-Term Outcomes and Safety During 10 Years of Follow-Up. J Endourol 30 : 1306-1311, 2016
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