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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科73巻4号

2019年04月発行

文献概要

増刊号特集 泌尿器科周術期パーフェクト管理 下部尿路機能障害関連の手術

尿道ステント留置術

著者: 木全亮二1

所属機関: 1日本医科大学武蔵小杉病院泌尿器科

ページ範囲:P.151 - P.153

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Point

◆前立腺肥大症に起因する尿閉後の尿道バルーン管理中の患者は,麻酔下の手術が可能な場合はスタンダードなTURisPやHoLEPなどの内視鏡下の手術を行うのが原則である.

◆尿道ステント留置術は,原則尿閉後のバルーン管理中の超高齢かつ合併症が多く麻酔下手術が困難な症例に局所麻酔下で行う下部尿路通過障害に対する手術である(尿道狭窄に対する尿道ステント留置術に関しては,基本周術期管理は同様であるため割愛).

◆手術後,必ず自排尿が確認できてバルーンが抜去可能になるわけではないことを十分に本人および家族に事前に説明する必要がある.

参考文献

1) Kimata R, Nemoto K, Tomita Y, et al : Efficacy of a thermoexpandable metallic prostate stent (Memokath) in elderly patients with urethral obstruction requiring long-term management with urethral Foley catheters. Geriatr Gerotol Int 15 : 553-558, 2015
2) Hamasaki T, Hashimoto Y and Nishimura T : Adjusting the position of shape-memory nickel-titanium alloy stents using a ureteric balloon catheter. BJU Int 89 : 1-3, 2002
3) 木全亮二, 近藤幸尋 : 超高齢者でも可能な尿道ステント治療について. Prostate J 5 : 251-254, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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