文献詳細
増刊号特集 泌尿器科周術期パーフェクト管理
注意すべき患者の術前・術後管理
文献概要
Point
◆肝機能障害を有する患者に対しては,術前に肝炎の活動性の評価と肝予備能の評価を要する.
◆肝硬変患者は門脈圧亢進症や腹水といった併存症を有することが多く,術前に耐術能の評価を要する.
◆術後管理では高ビリルビン血症やPT%の低下といった肝不全の兆候に注意し,肝不全の早期発見に努めることが重要である.
◆肝機能障害を有する患者に対しては,術前に肝炎の活動性の評価と肝予備能の評価を要する.
◆肝硬変患者は門脈圧亢進症や腹水といった併存症を有することが多く,術前に耐術能の評価を要する.
◆術後管理では高ビリルビン血症やPT%の低下といった肝不全の兆候に注意し,肝不全の早期発見に努めることが重要である.
参考文献
1) 巌 康仁, 赤星径一, 小野宏晃, 他 : 機能別障害 評価と対処法 肝機能障害. 臨外72 : 150-156, 2017
2) 北野正剛, 白石憲男, 上田貴成 (編) : 消化器外科周術期合併症のminimal requirements. メジカルビュー社, 東京, 2015
3) 日本肝癌研究会 (編) : 臨床・病理 原発性肝癌取り扱い規約 第6版. 金原出版, 東京, 2015
4) 高久史麿, 和田攻 (監訳) : ワシントンマニュアル 第13版. メディカル・サイエンス・インターナショナル, 東京, 2015
掲載誌情報