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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科73巻7号

2019年06月発行

特集 メディカルスタッフとともに診る 高齢者の排尿マネジメント

〈高齢者の排尿管理の問題点とその対処法〉

尿道留置カテーテルの適正管理

著者: 東郷容和1 山本新吾2

所属機関: 1医療法人協和会協立病院泌尿器科 2兵庫医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.450 - P.453

文献概要

▶ポイント

・尿道留置カテーテルは,適切な症例にのみ使用し,留置後もより短期間に留めるべきである.

・尿道留置カテーテルの適正管理で重要なことは,閉鎖性を保つことである.

・カテーテル関連尿路感染症の治療は,まず経験的治療(empiric therapy)には広域抗菌薬を選択し,治療前に採取した尿培養の結果が判明次第,標的治療(definitive therapy)へ変更する.

参考文献

1) Guideline for Prevention of Catheter ― associated Urinary Tract Infections 2009. Centers for Disease Control and Prevention (CDC) https://www.cdc.gov/infectioncontrol/guidelines/cauti/
2) 泌尿器科領域における感染制御ガイドライン, 日本泌尿器科学会. 泌尿器科領域における感染制御ガイドライン作成委員会, 2009 http://www.urol.or.jp/info/guideline/data/12_infection_control_urology.pdf
3) 山本新吾, 石川清仁, 速見浩士, 他 : JAID/JSC感染症治療ガイドライン2015 ― 尿路感染症・男性性器感染症 (解説). 日化療会誌64 : 1-30, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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