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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科74巻1号

2020年01月発行

文献概要

特集 地域で診る・看取る緩和ケア―泌尿器科医として知っておくべきこと

消化器症状マネジメント

著者: 中村陽一1

所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院緩和ケアセンター

ページ範囲:P.35 - P.39

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▶ポイント

・悪心・嘔吐は原因を推定し病態・原因に応じた制吐薬を選択する必要がある.

・便秘は緩下剤,大腸刺激性下剤,新規下剤(上皮機能変容薬,胆汁酸トランスポーター阻害薬,末梢性オピオイドμ受容体拮抗薬)を病態に応じ,適切に選択する必要がある.

・下痢は感染性下痢を否定し,止痢剤,整腸剤を調整する.

参考文献

1) 日本緩和医療学会ガイドライン統括委員会 (編) : がん患者の消化器症状の緩和に関するガイドライン2017年版. 金原出版, 東京, 2017
2) Stephenson J, et al : An assessment of aetiology-based guidelines for the management of nausea and vomiting in patients with advanced cancer. Support Care Cancer 14 : 348-353, 2006
3) Bentley A, et al : Use of clinical pictures in the management of nausea and vomiting : a prospective audit. Palliat Med 15 : 247-253, 2001
4) 日本癌治療学会 (編) : 制吐薬適正使用ガイドライン第2版. 金原出版, 東京, 2015
5) 日本緩和医療学会緩和医療ガイドライン作成委員会 (編) : がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2014年版. 金原出版, 東京, 2014
6) Gras-Miralles B, et al : A critical appraisal of lubiprostone in the treatment of chronic constipation in the elderly. Clin Interv Aging 8 : 191-200, 2013
7) Layer P, et al : Review article : Linaclotide for the management of irritable bowel syndrome with constipation. Aliment Pharmacol Ther 39 : 371-384, 2014
8) Acosta A, et al : Elobixibat and its potential role in chronic idiopathic constipation. Therap Adv Gastroenterol 7 : 167-175, 2014
9) Katakami N, et al : Randomized Phase III and Extension Studies of Naldemedine in Patients With Opioid-Induced Constipation and Cancer. J Clin Oncol 35 : 3859-3866, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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