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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科74巻10号

2020年09月発行

特集 令和最新版! 泌尿器がん薬物療法―手元に置きたい心強い一冊

〈総論〉

泌尿器がん治療に用いられる抗がん薬の作用機序

著者: 石川雄大1 髙橋則正1

所属機関: 1富山大学附属病院薬剤部

ページ範囲:P.732 - P.736

文献概要

▶ポイント

・泌尿器がんは発生臓器や発生母組織がさまざまであるため,それぞれに応じて使用される抗がん薬が異なってくる.

・泌尿器がん領域では,殺細胞性抗がん薬,免疫チェックポイント阻害薬,分子標的薬,内分泌療法薬のすべてが使用される.

・泌尿器がん領域では,分子標的薬と免疫チェックポイント阻害薬の併用療法など最新の治療が開発,臨床応用されている.複雑な治療形態を理解し,副作用マネジメントを適切に行うためにも,各抗がん薬の作用機序の理解が必須である.

参考文献

1) 筧 善行 : 泌尿器がんに適応のある化学療法薬の分類, 作用機序と由来物質の視点. Uro-Lo 21 : 316-317, 2016
2) 金岡祐次, 他 (監), 吉村知哲 (編) : がん専門・認定薬剤師のためのがん必須ポイント第4版. じほう, 東京, 2019
3) 南 博信 (編) : 抗悪性腫瘍薬コンサルトブック 薬理学的特性に基づく治療 改訂第2版. 南江堂, 東京, 2017
4) 日本臨床腫瘍学会 : 新臨床腫瘍学―がん薬物療法専門医のために 改訂第5版. 南江堂, 東京, 2018
5) 大津 敦 : エビデンスに基づいた癌化学療法ハンドブック2018. メディカルーレビュー社, 東京, 2018
6) 菊池泰弘, 他 : 免疫チェックポイント阻害剤の免疫学的基礎と免疫関連副作用. 内分泌糖尿病代謝内科47 : 387-394, 2018
7) Wei SC, et al : Distinct Cellular Mechanisms Underlie Anti-CTLA-4 and Anti-PD-1 Checkpoint Blockade. Cell 170 : 1120-1133, 2017
8) Tadano T, et al : Immune-Related Adverse Events of Immune Checkpoint Inhibitors. Nihon Rinsho Meneki Gakkai Kaishi 40 : 102-108, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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