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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科74巻7号

2020年06月発行

文献概要

特集 小児泌尿器科オープンサージャリー―見て学ぶプロフェッショナルの技〈特別付録Web動画〉 〈泌尿器科医として習得したい手術〉

陰囊水瘤(水腫)根治術―どんな場合に手術が必要か? どのような手術をすべきか?

著者: 松岡弘文1

所属機関: 1福岡大学医学部腎泌尿器外科学講座

ページ範囲:P.466 - P.471

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▶ポイント

・小児の陰囊水瘤はほとんどが交通性である.腹膜鞘状突起を通して腹腔内と精巣鞘膜腔に何らかの交通路が存在する.

・したがって,小児陰囊水瘤の治療の基本は腹膜鞘状突起の高位結紮である.

・ただし,自然治癒傾向が強いため治療介入には慎重であるべきである.1〜2歳までに大部分が,それ以降にも多くが自然治癒する.

*本論文中、[▶動画]マークのあるものにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年6月末まで公開)。

参考文献

1)Kogan BA : Hydrocele, hernia, neonatal torsion, and scrotal mass. In : Baskin LS, et al (eds) : Handbook of Pediatric Urology 2nd ed. pp53-56, Lippincott Williams, Philadelphia, 2005
2)松川泰廣, 他 : Abdominoscrotal hydroceleの臨床像. 日小児泌会誌23 : 12-17, 2014
3)山口孝則, 他 : 自然歴からみた小児精巣・精索水瘤に対する手術適応. 日泌会誌87 : 1243-1249, 1996
4)黒川覚史, 他 : 幹細胞マーカーUTF1を用いた小児陰囊水腫の造精機能評価. 日小泌尿会誌24 : 193, 2015
5)Docimo SG : Hernia, Hydrocele, Testicular Torsion, and Varicocele. In : Docimo SG, et al (eds) : Textbook of Clinical Pediatric Urology 6th ed. pp1313-1333, CRC Press, Florida, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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