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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科74巻7号

2020年06月発行

文献概要

特集 小児泌尿器科オープンサージャリー―見て学ぶプロフェッショナルの技〈特別付録Web動画〉 〈泌尿器科医として習得したい手術〉

精巣腫瘍―高位精巣摘除術とtestis sparing surgery(精巣温存手術)

著者: 林祐太郎1 水野健太郎1 西尾英紀1

所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科 小児泌尿器科学分野

ページ範囲:P.478 - P.483

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▶ポイント

・小児の精巣腫瘍は良性の奇形腫と悪性の卵黄囊腫瘍の頻度が高い.

・悪性腫瘍が疑われる場合には高位精巣摘除術が行われる.

・良性腫瘍と考えられ,正常精巣部分が十分にある場合,腫瘍核出術を中心とする精巣温存手術(testis sparing surgery)が施行されることが多くなった.

*本論文中、[▶動画]マークのあるものにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年6月末まで公開)。

参考文献

1)日本小児血液・がん学会 (編) : 小児がん診療ガイドライン2016年度版. pp125-151, 金原出版, 東京, 2016
2)後藤悠大, 他 : 当科における小児精巣腫瘍9例の臨床的検討. 日小外会誌53 : 1155-1160, 2017
3)長 雄一, 他 : 精巣疾患における超音波検査. 小児外科39 : 687-690, 2007
4) Mizuno K, et al : Expression Analysis of the Pluripotency Marker UTF-1 for Determing the Applicability of Testis-Sparing Surgery for Prepubertal Testis Tumors. J Ped Surg Case Reports 1 : 125-128, 2013
5)Heidenreich A, et al : Organ-preserving Surgery for Testicular Tumours. BJU Int 109 : 474-490, 2012
6)Patel S, et al : Ultrasonography Underestimates the Volume of Normal Parenchyma in Benign Testicular Masses. J Urol 178 : 1730-1732, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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