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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科74巻7号

2020年06月発行

文献概要

特集 小児泌尿器科オープンサージャリー―見て学ぶプロフェッショナルの技〈特別付録Web動画〉 〈小児泌尿器科プロフェッショナルレベルの手術〉

神経因性膀胱―腸管利用膀胱拡大術と導尿路造設術の適応とその術式

著者: 三井貴彦1 垣渕由岐子1 武田正之1

所属機関: 1山梨大学大学院総合研究部泌尿器科学講座

ページ範囲:P.498 - P.503

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▶ポイント

・膀胱の切開は十分に行い,腸管のflapと膀胱の吻合部がくびれて狭くなることを予防する.

・腸管を脱管腔化し,腸管蠕動を相殺するような縫合方法によって,低圧に保つような腸管flapを形成する.

・導尿路の作成には虫垂を用いることが多いが,虫垂が使用できない場合には有茎の回腸断端を用いて導尿路を作成する.

*本論文中、[▶動画]マークのあるものにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年6月末まで公開)。

参考文献

1)日本排尿機能学会, 他 (編) : 二分脊椎症に伴う下部尿路機能障害の診療ガイドライン 〔2017年版〕. リッチヒルメディカル, 東京, 2017
2)Mitsui T, et al : Outcomes of Lower Urinary and Bowel Function in Meningomyelocele Patients With Augmentation Enterocystoplasty. Spinal Cord 46 : 432-437, 2008
3)井川靖彦, 他 : 神経因性膀胱における尿失禁の管理と外科的治療. 小児診療68 : 1662-1671, 2005
4)Keating MA, et al : Enterocystoplasty : The Star Modification. J Urol 155 : 1723-1725, 1996
5)Mitrofanoff P : Trans-appendicular Continent Cystostomy in the Management of the Neurogenic Bladder. Chir Pediatr 21 : 297-305, 1980
6)Monti PR, et al : New Techniques for Construction of Efferent Conduits Based on the Mitrofanoff Principle. Urology 49 : 112-115, 1997
7)Casale AJ : A Long Continent Ileovesicostomy Using a Single Piece of Bowel. J Urol 162 : 1743-1745, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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