文献詳細
連載 医薬系プレゼンテーションの技術―知れば,学べば,必ず上達!・第13回
言語テクニック(バーバルテクニック)②
著者: 井上貴昭123
所属機関: 1原泌尿器科病院 2神戸大学泌尿器科 3国際プレゼンテーション協会(IPS)医学プレゼンテーションチーム
ページ範囲:P.77 - P.81
文献概要
今回も引き続き,oral presentationの第3弾“言語テクニック”だ.この連載をお読みの先生方はきっと理解されていると思う.そう! プレゼンテーションで聞き手に伝えるために最も重要なテクニックは,この言語テクニックであることを.「言葉で伝える」ことが最も聞き手の心を揺さぶり,感情に訴えかける.ビジュアルはそれらを補足するサプリメントでしかない.もちろん,ビジュアルがあるほうがさらに聞き手に届きやすくなる.情報を聞き手に上手に伝える話し方は「明るく,はっきりと,耳に心地よく,簡潔に」が基本になる.これらを会得するためには,やはりトレーニングが必要になる.もし,あなたの言葉にノイズが頻繁に出たら? もし,あなたの話が早口だったなら? きっと聞き手は耳に心地良くないだろう.プレゼンテーションは友達との会話とは違う.聞き手に伝え,理解・納得・共感してもらわなければならない.そのために,ここではさらに「はっきりと簡潔に」話すためにどうすればいいかをお話ししていこう.そして,今回の最後に,もう1つ使える言語テクニックも紹介する.
参考文献
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