文献詳細
連載 医薬系プレゼンテーションの技術―知れば,学べば,必ず上達!・第21回
Question & Answer②プレゼンテーションにおける質疑応答テクニック―聞き手から話し手へ
著者: 井上貴昭123
所属機関: 1原泌尿器科病院 2神戸大学泌尿器科 3国際プレゼンテーション協会(IPS)医学プレゼンテーションチーム
ページ範囲:P.765 - P.769
文献概要
さて,前回からプレゼンテーションにおける質問のパワーについてお話ししてきた.プレゼンテーションにおいて,もちろんプレゼンテーション自体はとても大切だ.しかし,その後の質疑応答も決して無視してはいけない.あなたの質疑応答の対応次第であなたの印象が上がったり,下がったりする.もし聞き手からの質問に対して答えを持ち合わせているのであれば,自信をもってあなたの答えを伝えよう.でも,上から目線で答えてはいけない.ポイントは質疑応答で「会場に明るい雰囲気を作る」こと,「会場に気まずい雰囲気を作らない」ことだ.そして,もしあなたを悩ませる質問や,反論を目的とした質問が来たとしても「質問を否定しない」こと.会場の他の聞き手があなたの質疑応答に感心し,頷くように応対してみよう.そのためにはいったい,どのように質問を受け,どのように応対すればよいのだろうか?
今回は聞き手からプレゼンターであるあなたに質問があった場合,あなたがその時どう応対すべきかについてお話しする.そして,もうひとつ! あなたが聞き手となった場合,プレゼンターにどのように質問すべきかについて,少しお話ししてみよう.
参考文献
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