文献詳細
特集 THEロボット支援手術―ロボット支援腎部分切除術(RAPN)/ロボット支援膀胱全摘除術(RARC)/新たな術式の徹底理解〈特別付録Web動画〉
〈ロボット支援腎盂形成術・仙骨腟固定術〉
文献概要
▶ポイント
・経腹膜アプローチでは結腸の授動が必要となるが,左腎では経腸間膜アプローチで行うことでより低侵襲な手術が可能である.
・ロボット鉗子は把持力が強いため,ほかの術式と同様に直接的な尿管・粘膜の把持は極力避け,腎盂の体壁への牽引や血管テープによる牽引を利用する.
・腎盂・尿管の切開は吻合を正確にするため直線的にすることを意識する.尿管を完全に切断する前にspatulationを行うことで,尿管の捻れを防ぐことができる.
*本論文中、[▶動画]マークのあるものにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年11月末まで公開)。
・経腹膜アプローチでは結腸の授動が必要となるが,左腎では経腸間膜アプローチで行うことでより低侵襲な手術が可能である.
・ロボット鉗子は把持力が強いため,ほかの術式と同様に直接的な尿管・粘膜の把持は極力避け,腎盂の体壁への牽引や血管テープによる牽引を利用する.
・腎盂・尿管の切開は吻合を正確にするため直線的にすることを意識する.尿管を完全に切断する前にspatulationを行うことで,尿管の捻れを防ぐことができる.
*本論文中、[▶動画]マークのあるものにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年11月末まで公開)。
参考文献
1) 小島祥敬, 他 : 小児泌尿器科疾患に対するロボット支援手術の現況と未来展望. 小児科60 : 1683-1689, 2019
2) 日本小児泌尿器科学会 : 小児先天性水腎症 (腎盂尿管移行部通過障害) 診療手引き2016. 日小児泌会誌25 : 1-46, 2016
掲載誌情報