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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科75巻12号

2021年11月発行

特集 THEロボット支援手術―ロボット支援腎部分切除術(RAPN)/ロボット支援膀胱全摘除術(RARC)/新たな術式の徹底理解〈特別付録Web動画〉

〈ロボット支援腎盂形成術・仙骨腟固定術〉

ロボット支援腎盂形成術

著者: 佐藤雄一1 小島祥敬1

所属機関: 1福島県立医科大学医学部泌尿器科学講座

ページ範囲:P.902 - P.906

文献概要

▶ポイント

・経腹膜アプローチでは結腸の授動が必要となるが,左腎では経腸間膜アプローチで行うことでより低侵襲な手術が可能である.

・ロボット鉗子は把持力が強いため,ほかの術式と同様に直接的な尿管・粘膜の把持は極力避け,腎盂の体壁への牽引や血管テープによる牽引を利用する.

・腎盂・尿管の切開は吻合を正確にするため直線的にすることを意識する.尿管を完全に切断する前にspatulationを行うことで,尿管の捻れを防ぐことができる.

*本論文中、[▶動画]マークのあるものにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年11月末まで公開)。

参考文献

1) 小島祥敬, 他 : 小児泌尿器科疾患に対するロボット支援手術の現況と未来展望. 小児科60 : 1683-1689, 2019
2) 日本小児泌尿器科学会 : 小児先天性水腎症 (腎盂尿管移行部通過障害) 診療手引き2016. 日小児泌会誌25 : 1-46, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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