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連載 医薬系プレゼンテーションの技術―知れば,学べば,必ず上達!・第15回
非言語テクニック(ノンバーバルテクニック)②
著者: 井上貴昭123
所属機関: 1原泌尿器科病院 2神戸大学泌尿器科 3国際プレゼンテーション協会(IPS)医学プレゼンテーションチーム
ページ範囲:P.258 - P.262
文献購入ページに移動前回に引き続き,非言語コミュニケーションの視覚的要素についてお話ししていこう.「目は口ほどに物を言う」ということわざをご存じであろう.これは,人間が喜怒哀楽の感情を最も顕著に表すのが目だということから,何もしゃべらなくとも目つきから相手の感情がわかるものだという意味を表す.確かにそうだ! 眠たそうな目,怒っている目,慌てふためいて落ち着きがない目などは想像しやすいと思う.しかし,目だけで感情を伝えるのはなかなか難しい.そこで大切になってくるのが,“あなたの表情”だ.目は,あなたの表情によってさまざまな形に変化する.この表情の動きによって聴き手に多くの感情を届けることが,プレゼンテーションでは大切な武器になる.プレゼンテーションで,あなたは自然に表情を作れるようにならなければならない.また,表情に少しの動きを加えることにより,聴き手との距離を縮め,好印象をもってもらうことができるのも,この非言語テクニックの醍醐味だ.
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