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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科75巻4号

2021年04月発行

文献概要

増刊号特集 泌尿器科当直医マニュアル 入院編 術後合併症

尿管損傷・膀胱損傷(外科・産婦人科手術後のドレーン排液増加)

著者: 松﨑洋吏1 坪内和女1 羽賀宣博1

所属機関: 1福岡大学医学部腎泌尿器外科学講座

ページ範囲:P.217 - P.220

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絶対に見逃してはいけないポイント
☞尿路損傷かリンパ漏かの確認のために,排液の成分分析を行う.
☞腎機能が許せば排泄相までの造影CTを行い,尿管損傷か膀胱損傷かを確認する.
☞尿管損傷は逆行性腎盂造影にて損傷の部位と範囲を確認し,ステント留置を試みる.膀胱損傷は,膀胱造影にて腹膜内損傷か腹膜外損傷かを判断し治療方針を決める.

参考文献

1) 松村善昭, 他 : 医原性尿路損傷に対する尿路修復術の検討. 泌尿紀要64 : 95-99, 2018
2) Ostrzenski A, et al : A Review of Laparoscopic Ureteral Injury in Pelvic Surgery. Obstet Gynecol Surv 58 : 794-799, 2003
3) Dowling RA, et al : Iatrogenic Ureteral Injury. J Urol 135 : 912-915, 1986
4) Richard A, et al : Upper Urinary Tract Trauma. In : Wein A, et al (eds) : Campbell-Walsh Urology, 11th Edition Vol.2, Elsevier, Amsterdam, 2015
5) 寺地敏郎 : 婦人科領域の腹腔鏡下手術における尿路損傷の予防と対策. 日内視鏡外会誌12 : 255-259, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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