文献詳細
増刊号特集 泌尿器科当直医マニュアル
外来・病棟での愁訴・トラブル
文献概要
絶対に見逃してはいけないポイント
☞熱中症は,必ず脱水症を伴っている.
☞熱中症は,環境や筋肉運動に伴う体温の上昇によって,臓器の高温と虚血から臓器障害を生じる.
☞高温多湿な環境にいることで起こる古典的熱中症と,加えて筋肉運動によって体内でさらに熱を産生することで起こる労作性熱中症とがある.
☞熱中症の診断,重症度分類には,日本救急医学会分類2015が用いられ,緊急度により軽症からⅠ度,Ⅱ度,Ⅲ度の3段階に分類される.
☞応急処置・治療の基本は,安静,全身冷却,水分・電解質の補給である.
☞熱中症は,必ず脱水症を伴っている.
☞熱中症は,環境や筋肉運動に伴う体温の上昇によって,臓器の高温と虚血から臓器障害を生じる.
☞高温多湿な環境にいることで起こる古典的熱中症と,加えて筋肉運動によって体内でさらに熱を産生することで起こる労作性熱中症とがある.
☞熱中症の診断,重症度分類には,日本救急医学会分類2015が用いられ,緊急度により軽症からⅠ度,Ⅱ度,Ⅲ度の3段階に分類される.
☞応急処置・治療の基本は,安静,全身冷却,水分・電解質の補給である.
参考文献
1) 日本救急医学会熱中症に関する委員会 : 熱中症診療ガイドライン2015 https://www.jaam.jp/info/2015/pdf/info-20150413.pdf (2021年4月1日閲覧)
2) 教えて! 「かくれ脱水」 委員会 : 熱中症対策に! 生命を救う応急処置FIREはこれだ! https://www.kakuredassui.jp/wp-content/uploads/dl_living03_2004.pdf (2021年4月1日閲覧)
3) 三宅康史 : 古典的熱中症の分類とその背景. Medicina 57 : 1250-1255, 2020
4) 神田 潤, 他 : 熱中症の血中ナトリウム濃度と熱中症重症度・筋症状の関連について. 日救急医会関東誌31 : 132-133, 2010
掲載誌情報