icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科75巻8号

2021年07月発行

特集 油断大敵! 透析医療―泌尿器科医が知っておくべき危機管理からトラブル対処法まで

〈透析時のトラブル対処法〉

バスキュラーアクセス(VA)感染の治療

著者: 三宅克典1 五十嵐優人1

所属機関: 1湘南鎌倉総合病院腎移植外科

ページ範囲:P.580 - P.583

文献概要

▶ポイント

・シャント感染は対応が遅れると敗血症となるため,早期の治療介入が必要である.

・シャント感染は局所感染なのか全身感染なのかを判断し,感染の広がりを判断したうえで適切な治療を選択する必要がある.

・感染予防は透析に関わる医療従事者が正しい感染対策を講じることと,患者への指導が重要である.

参考文献

1) 新田孝作, 他 : わが国の慢性透析療法の現況 (2019年12月31日現在). 日透析医学会誌53 : 579-632, 2020
2) Wakasugi M, et al : High Mortality Rate of Infectious Diseases Indialysis Patients : A Comparison with the General Population in Japan. Ther Apher Dial 16 : 226-231, 2012
3) 岩渕 仁, 他 : 血液透析患者に発生した敗血症についての検討. 透析会誌44 : 617-622, 2011
4) 太田和夫 : グラフト感染症とグラフトの露出. さらばシャントラ 増補版. p121, 東京医学社, 東京, 2003
5) NKF-K/DOQI Clinical Practice Guidelines for Vascular Access : Update 2000. Am J Kidney Dis 37 : S166, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら