文献詳細
特集 尿道狭窄に対する尿道形成術の極意―〈特別付録Web動画〉
文献概要
▶ポイント
・狭窄部を切除しても陰茎が屈曲せず緊張のない尿道吻合が可能な症例,すなわち狭窄長2cm未満の球部狭窄が狭窄部切除・尿道端々吻合術(EPA)のよい適応である.
・狭窄部の完全切除,7〜10mmの尿道spatulateにより幅広い吻合口の形成,緊張のない吻合を行うための十分な尿道剝離が成功の鍵である.
・尿道の剝離は可能な限り鋭的に行う.鈍的に剝離すると正常な尿道を損傷し,利用できる尿道の長さを犠牲にすることがある.
*本論文中、[▶動画]マークのあるものにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年1月末まで公開)。
・狭窄部を切除しても陰茎が屈曲せず緊張のない尿道吻合が可能な症例,すなわち狭窄長2cm未満の球部狭窄が狭窄部切除・尿道端々吻合術(EPA)のよい適応である.
・狭窄部の完全切除,7〜10mmの尿道spatulateにより幅広い吻合口の形成,緊張のない吻合を行うための十分な尿道剝離が成功の鍵である.
・尿道の剝離は可能な限り鋭的に行う.鈍的に剝離すると正常な尿道を損傷し,利用できる尿道の長さを犠牲にすることがある.
*本論文中、[▶動画]マークのあるものにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年1月末まで公開)。
参考文献
1) 堀口明男 : 尿道狭窄症―排尿困難の悩みを解消する尿道形成術 (完治できる名医の本). 法研, 東京, 2015
2) Morey AF, et al : SIU/ICUD Consultation on Urethral Strictures : Anterior Urethra-Primary Anastomosis. Urology 83 : S23-S26, 2014
3) 新地祐介, 他 : 尿道狭窄に対する尿道形成術. 泌外34 : 133-140, 2021
4) Terlecki RP, et al : Urethral Rest : Role and Rationale in Preparation for Anterior Urethroplasty. Urology 77 : 1477-1481, 2011
5) Horiguchi A, et al : Magnetic Resonance Imaging Findings of Traumatic Bulbar Urethral Stricture Help Estimate Repair Complexity. Urology 135 : 146-153, 2020
掲載誌情報