icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科76巻13号

2022年12月発行

交見室

男児への包皮翻転の習慣は仮性包茎を助長する?

著者: 田中学1

所属機関: 1JA吉田総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.1026 - P.1026

文献概要

小児や高齢者の真性包茎に手術が行われることは多くないが,排尿トラブルや包皮炎などで手術適応となれば,主として包皮背面切開が行われる.一方,成人男性の仮性包茎は治療不要であるが,外尿道口が隠れるほど余剰包皮が多く,手術を希望される場合は包皮環状切除が行われることがある.前者は包皮輪(包皮口)を背側正中で縦方向に切開して横方向に縫合する,簡便な術式であるのに対して,後者は余剰包皮を帯状に過不足なく切除するデザイン性を要するため,術者の経験が問われる術式である.

 背面切開と環状切除,どちらかの選択は,余剰包皮の多寡により判断される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら