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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科76巻2号

2022年02月発行

文献概要

特集 尿路性器感染症の治療薬はこう使う!―避けては通れないAMRアクションプラン

注射用セファロスポリン系:CEZ・CTM・CMZ・FMOX・CTRX・CAZ・CPZ/SBT・CFPM・CTLZ/TAZ

著者: 亀井潤1

所属機関: 1自治医科大学腎泌尿器外科学講座泌尿器科学部門

ページ範囲:P.118 - P.125

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▶ポイント

・開発時期で第一〜四世代に分類され,世代が進むにつれてグラム陽性球菌(GPC)中心からグラム陰性桿菌(GNR)へと抗菌スペクトラムが移行する.

・セフェム系抗菌薬は総じて腸球菌に対して抗菌作用をもたず,無効である.

・強い緑膿菌活性とESBL産生菌への抗菌作用を有したセフトロザン/タゾバクタム(CTLZ/TAZ)が2019年に登場したが,耐性菌抑制の観点から適切な使用が望まれる.

参考文献

1) Flores-Mireles AL, et al : Urinary Tract Infections : Epidemiology, Mechanisms of Infection and Treatment Options. Nat Rev Microbiol 13 : 269-284, 2015
2) Madaan A, et al : Cephalosporin Allergy. Immunol Allergy Clln North Am 24 : 463-476, 2004
3) Zagursky RJ, et al : Cross-Reactivity in β-Lactam Allergy. J AIIergy Clin Immunol Pract 6 : 72-81.e1, 2018
4) Harada S, et al : Extended-Spectrum β-Lactamases : Implications for the Clinical Laboratory and Therapy. Korean J Lab Med 28 : 401-412, 2008
5) Uchida K, et al : Effects of Latamoxef and Methyltetrazolethiol on Gamma-Glutamylcarboxylase Activity. Jpn J Pharmacol 35 : 330-333, 1984
6) JAID/JSC感染症治療ガイド・ガイドライン作成委員会 (編) : JAID/JSC感染症治療ガイド2019. pp202-220, ライフサイエンス出版, 東京, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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