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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科76巻4号

2022年04月発行

増刊号特集 専門性と多様性を両立させる! 泌尿器科外来ベストNAVI

●尿路・性器の感染症●

性器ヘルペス

著者: 市原浩司1

所属機関: 1札幌中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.72 - P.75

文献概要

代表的主訴

●性器にかゆみや違和感を伴った直径1〜2mmの複数の水疱が出現する.

●初めて感染したときには38℃以上の発熱,鼠径部リンパ節腫脹と圧痛を認めることもある.

Point
◉単純ヘルペスウイルス1型または2型の感染によるものである.
◉発症には初めて感染したときと,すでに潜伏感染したものが再活性化したときの2種類がある.
◉抗ヘルペスウイルス薬はウイルス増殖抑制には有効だが,潜伏感染したウイルスを排除できない.

参考文献

1) 日本性感染症学会 : 性感染症 診断・治療ガイドライン2020. 診断と治療社, 東京, 2020
2) 濱砂良一 : 性器ヘルペス. In : 後藤百万, 他 (編) : 泌尿器科薬剤の考え方, 使い方. pp262-267, 中外医学社, 東京, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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